差別の問題について語る内田教授(南丹市園部町・市国際交流会館)

差別の問題について語る内田教授(南丹市園部町・市国際交流会館)

 京都府南丹市園部町で21日、人権に関する研修会があり、差別の問題に詳しい関西大社会学部の内田龍史教授が講演した。いろいろな人や考えを知って価値観が多様化されることで、差別の壁が突き崩されていくと伝えた。

 市人権教育・啓発推進協議会が主催し、50人が聴いた。

 差別は、分からないものを遠ざけることから始まると指摘。未知の新型コロナウイルスが猛威を振るう中、排除を恐れた医療者の離職が進めば「人々を分断し、社会の崩壊につながる」と述べた。

 差別の根絶に向け、人権概念の普及と教育によって、不当な扱いを告発できる人を増やすのが大事だと主張。過度に画一化された価値観が差別を生むとし、「さまざまな人や考えに出会い、理解していけば差別は減る。自分の価値観が誰かの価値観を侵害していないか、立ち止まって考えてほしい」と強調した。