丹波地域の郵便局で販売が始まった藍染めのマスク(亀岡市追分町・亀岡郵便局)

丹波地域の郵便局で販売が始まった藍染めのマスク(亀岡市追分町・亀岡郵便局)

 京都府亀岡市で栽培されている「京保藍」を使った藍染めマスクの販売が、同市や福知山市など4市1町の全郵便局で始まった。藍の生産から染めまで手掛ける京都ほづ藍工房(保津町)が製作したマスクで、郵便局窓口から地元産品を発信していく。

 販売するのは、濃い色の「紺無地」と、薄めの「むら染め」2色で、それぞれ明智光秀の家紋「桔梗(ききょう)」入りと無紋タイプを用意した。耳にかけるひもを短くすることで大きさを調整できる。亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市の丹波地域全84局の窓口で来年1月末まで販売する。1枚1650円。

 郵便局は地元産品の窓口販売を企画しており、昨年秋、NHK大河ドラマで光秀が取り上げられたことなどから、南条郵便局(亀岡市曽我部町)の佐藤耕児局長(48)が桔梗紋の藍染めマスクに着目。耐久試験などを重ね、一斉販売にこぎ着けた。

 新たに始まった大河ドラマも、主人公の渋沢栄一が藍染めの原料を作る農家出身で、藍染めの場面が登場したばかり。京都ほづ藍工房の吉川慶一さん(68)は「昨年は光秀、今年は渋沢栄一と、どちらも縁がある。藍は抗ウイルス作用もあるとされており、郵便局から広められれば」としている。