四ツ谷八景のパンフレットを手にする湯浅さん(左)と橋本さん=京都府南丹市日吉町・旧五ケ荘小

四ツ谷八景のパンフレットを手にする湯浅さん(左)と橋本さん=京都府南丹市日吉町・旧五ケ荘小

 京都府南丹市日吉町四ツ谷の名所「四ツ谷八景」を紹介するパンフレットができあがった。八景をアピールする看板に用いられた絵を載せた他、各所の見どころや歴史を詳述している。

 八景は明治時代に地元の歌人が定めた。30年ほど前に置かれて老朽化していた看板を「住みよいむらづくり協議会」が1月に刷新したのに合わせ、冊子を千部作った。

 同町生畑の湯浅徳子さん(62)が描き、京都府京丹波町下山の橋本博子さん(63)が監修した八景の絵が楽しめる。桜舞う岡安神社や、大岩に座して月を望む中世の高僧夢窓疎石、夕焼けに染まる田原川などを穏やかなタッチで表現し、四ツ谷の風情を伝える。湯浅さんは「タイムマシンで過去に行った気持ちで筆を執った」とほほえむ。

 地元の文献を用いて各所の歴史を説明。地蔵を背負って各地を行脚した若狭の八百比丘尼(びくに)が建立したとされる玉岩地蔵堂の伝承も紹介している。

 協議会の上原文和会長(66)は「もう一度地元の歴史をよみがえらせたい」と意気込む。A5判、フルカラー14ページ。旧五ケ荘小にある同協議会で無料配布している。