竹林に整備された18畳分の桟敷で合気道の稽古に励む小学生ら(京都府向日市物集女町)

竹林に整備された18畳分の桟敷で合気道の稽古に励む小学生ら(京都府向日市物集女町)

 京都府向日市物集女町の放置竹林に整備された「竹桟敷」が、地元の合気道教室の稽古場として一役買っている。整備する市民団体は「多様に活用してもらいたい」とし、子どもたちや住民の集いの場を目指している。

 同町の放置竹林の有効活用に取り組む市民団体「籔(やぶ)の傍(そば)」は2017年から、地権者の協力を得て公募で集まったボランティアと2ヘクタールで、タケノコ畑の再生などに取り組んでいる。

 竹桟敷は、市の広報を見て活動に加わった竹田明敬(あきひろ)さん(46)が主宰する「合気道向日町教室」の稽古場を探していることを、同団体が知り製作を提案。京都建築専門学校の校長や学生も協力し、昨夏から作業に取りかかり11月に完成した。京北産ヒノキで組んだ土台に、間伐した竹が敷き詰めてある。

 稽古は、竹桟敷の上に畳18枚を並べて行っている。子どもたちは「えい!」と鋭い声を竹林に響かせ、杖(じょう)を使った技などを練習してすがすがしい汗を流していた。兄と参加している第4向陽小2年の横山日香さん(8)は「転がると青空が見えて気持ちがいい」と笑顔で話していた。

 「籔の傍」代表の小関皆乎(みなこ)さん(74)は「竹やぶは薄暗くて怖いというイメージがあるが、整備を続けて緑の中で住民が憩う『竹パーク』にしたい。ヨガやお茶会などに活用してもらえたら」と竹林を通じたつながりづくりに期待を寄せる。問い合わせは籔の傍yabunosoba@gmail.comまで。