京阪バスが今年中に導入する電気バス(京都市下京区)

京阪バスが今年中に導入する電気バス(京都市下京区)

 京阪バス(京都市南区)は24日、電気バスの導入に関する業務提携を関西電力(大阪市)などと締結した。第1弾として、JR京都駅から京阪七条駅経由で梅小路公園を循環する「ステーションループバス」の車両4台を電動化する5年間の実証実験を今年中に始める。複数台で運行する路線バスの一路線を完全に電動化するのは国内初とみられるという。

 電気バスは29人乗りの小型タイプで、中国の電気自動車大手BYDの日本法人が提供する。関電はバスの電気利用の最適化に向けた支援などを担う。

 京阪バスは、4台の導入で二酸化炭素(CO2)排出量を年155トン削減できると試算。ステーションループバス1台当たりの年間エネルギー費用は、従来のバスが143万円なのに対し、電気バスは理論値で40万円に抑えられるとみている。営業運転を通じて電気バスのエネルギー効率を検証し、将来的な全路線の電動化を検討する。

 京都市下京区のホテルで記者会見した京阪バスの鈴木一也社長は「電気には経済合理性があり、環境問題と経済活動を両立させたい」と意気込みを語った。