海外展開への目標も掲げる岡田さんと米焼酎「水魚乃交」=京都府京丹後市丹後町岩木

海外展開への目標も掲げる岡田さんと米焼酎「水魚乃交」=京都府京丹後市丹後町岩木

 丹後産コシヒカリを用いた米焼酎「水魚乃交(すいぎょのまじわり)」を、丹後岩木ファーム(京都府京丹後市丹後町)が今秋から地元などで一般に販売する。これまでは大手ホテルグループや百貨店だけでの限定商品だったが、同社は「地元の旅館などでも縁を大事にしながらこだわりの米焼酎を広げていきたい」と話している。

 米焼酎は16年前、同社の前身の岩木営農組合時代に兵庫県朝来市の此(こ)の友(とも)酒造に依頼して作り始めた。当初は組合員のみで飲んでいたが、口コミで人気を呼び、市内の飲食店や旅館で販売された。

 「水魚乃交」は酒蔵と試作を重ねて2016年冬に完成。一定品質以上のコメを使い精米歩合を高め、1年間熟成させている。日本酒のような風味とすっきりとした味わいが特徴という。

 ブランド化のため、一般には販売せずに京都市の高級ホテルに売り込みを続けたところ、京都ホテルオークラが気に入り、同グループの全国のホテルで採用されている。昨春からは京都高島屋と東京の専門店でも、希少な高級米焼酎として限定販売が始まった。

 社長の岡田美晴さん(64)は若手農家や市民に挑戦する姿を伝えたいといい、「6次産業化のモデルの一つになれば」と話す。720ミリリットル入りでアルコール度数44度が5940円、25度が3564円。同社0772(75)1745。