表の数字の単位は百万円

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 京セラが30日発表した2018年9月中間決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比23・6%増の783億円と上期として過去最高を更新した。需要が旺盛な車載部品やスマートフォン向け部品が全体の収益をけん引した。

 売上高は8・4%増の8006億円と、上期では2年連続で過去最高となった。半導体製造装置向けファインセラミック部品や車載用のカメラモジュール(複合部品)が伸び、スマホ向けのセラミックコンデンサーも拡大。企業買収による押し上げ効果も約500億円あった。

 部門別では、太陽光発電の売電単価下落を受けて家庭向け太陽光パネルの販売が想定より落ち込み、ソーラーエネルギーなど生活・環境事業は赤字が拡大。携帯電話端末の販売も苦戦したものの、車載やスマホ向け部品の売り上げ拡大やコスト削減などの効果で、税引前利益も過去最高の1056億円(前年同期比16・4%増)と1千億円台に載せた。

 下期は、引き続き自動車や産業機器向け部品が伸びる見通し。スマホ向け部品需要も平年より落ち込みは少ないとみて、期初の増収増益予想を据え置いた。

 激化する米中貿易摩擦について、大阪市で記者会見した谷本秀夫社長は「現時点で直接的に大きく影響を及ぼすものはない」と説明。ソーラー事業については「来年までは厳しい」と述べ、黒字化は21年3月期以降になるとの見通しを示した。