表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 オムロンは30日、2019年3月期(米国会計基準)の連結業績予想について、純利益を4月発表の645億円から585億円(前期比7・4%減)に下方修正した。米中貿易摩擦の影響により中国で設備投資が冷え込み、工場自動化(FA)機器の伸びが鈍化するとして一転減益を見込む。

 売上高予想も、9千億円から8800億円(2・3%増)に200億円引き下げた。ただ、生産設備の自動化や省人化ニーズは引き続き旺盛で、過去最高は更新する見通し。

 FA機器の開発や販売強化のほか電子部品事業の積極的な設備投資も進めるためコストは膨らみ、税引前利益の予想も880億円から795億円(4・6%減)に見直した。年配当予想も1株92円から84円(前期は76円)に修正した。

 同日発表の18年9月期中間決算は、売上高が前年同期比1・4%増の4161億円。スマートフォンや半導体の生産投資が減速したが、自動車向けは引き続き活発で、健康機器も国内外で拡大した。一方、投資負担で税引前利益は12・3%減の359億円、純利益は12・8%減の264億円となった。

 大阪市で記者会見した日戸興史取締役は「想定以上に事業環境が悪化したが、FA機器と健康機器事業は引き続き成長をけん引している。減益となったのは、売上高の伸びを上回る成長投資を行った結果だ」と述べた。