国会議事堂

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 「医師が診療と称して女性にわいせつな行為に及ぶ事例に法律は対応できているのか」。26日の衆院予算委員会の分科会で、自民党の大岡敏孝議員(滋賀1区)が法務省や厚生労働省にただした。

 大岡氏は、新型コロナウイルス禍で心の病に悩む女性や女子児童・生徒が増える中、医師が診察中などにわいせつ行為をする事例が少なくないことを取り上げた。「欧米では立場を利用して性的関係になること自体を禁止している」と指摘。上川陽子法相は性犯罪を議論する有識者の検討会を挙げて「立場を利用した行為も処罰すべきだとの意見もあり、検討を深めたい」と答えた。

 また、わいせつ行為について示談が成立した医師が、引き続き診察している事例にも触れた。医師法は「医師の品位を損する行為」があった時に免許取り消しなどの処分ができる規定があるものの、厚労省は「直近で処分された事例は昭和57(1982)年」と回答。大岡氏は「わいせつ行為は医師の品位を損することではないのか。しっかり処分してほしい」と、強く求めた。