校舎の廊下から窓越しに演劇を観賞する家族連れ(京丹波町質美・旧質美小)

校舎の廊下から窓越しに演劇を観賞する家族連れ(京丹波町質美・旧質美小)

 京都市を拠点とする劇団「ソノノチ」がこのほど、風景を舞台にした演劇などを上演するイベント「風景によせて2021」を京都府京丹波町質美の旧質美小で開催した。昔懐かしい校舎の中庭で演じられる劇を、観客が廊下の窓越しに観賞した。

 新型コロナウイルス禍で大勢で芸術や文化に心を寄せることができない中、形を変えて少しでも心が動く企画をしたいと同劇団の中谷和代さん(35)が演出などを手掛けた。

 演劇にはせりふがなく、中庭のポストと同じ赤い衣装の出演者が木陰でうずくまったり、手の動きで開花を表したりして、冬から春にかけての季節の移ろいを表現した。家族で訪れた女児(8)は「赤い服を着た人たちが妖精に見えておもしろかった」と話した。