基調講演で若者へ向け話をする宇宙飛行士の金井宣茂さん(27日、京都市左京区・国立京都国際会館)

基調講演で若者へ向け話をする宇宙飛行士の金井宣茂さん(27日、京都市左京区・国立京都国際会館)

 犯罪防止や刑事司法について世界の若者が議論を交わす「京都コングレス・ユースフォーラム」が27日、京都市左京区の国立京都国際会館で始まった。35の国と地域から約150人が参加し、安心安全な社会の実現に向けて何ができるかを英語で話し合った。

 来月7~12日に同会館で開かれる「第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)」の関連イベントで、法務省が開いた。高校生や大学生らが対象で、海外在住者や国内の一部はオンラインで参加した。

 開会式で上川陽子法相が「社会を変革するために皆さんに声を上げていただきたい」とあいさつ。高円宮家の長女承子さまが「議論が平和でより良い世界の実現につながることを期待しています」と述べた。

 続いて宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、金井宣茂さんによる基調講演の動画が上映され、宇宙での経験を踏まえ、国や言葉、人種を超えて仲間と協力し合う大切さを語りかけた。

 ユースフォーラムでは、「青少年犯罪の予防・罪を犯した青少年の社会復帰における若者の役割」「法遵守の文化を醸成するための若者の教育」「安全なネット社会に向けた若者の責任」の3テーマごとに分科会に分かれて参加者が討論した。同志社大法学部2年の柏本幸歩さん(20)と篝(かがり)茉奈美さん(20)は「世界中の参加者と熱い議論ができると期待して参加した。若者の視点で気付けることを考えたい」と話した。

 28日も行われ、議論をまとめて京都コングレス初日に国連へ提言する「勧告」を採択する。