2時間4分56秒の日本新記録で優勝した鈴木(28日午前11時19分、大津市・皇子山陸上競技場)

2時間4分56秒の日本新記録で優勝した鈴木(28日午前11時19分、大津市・皇子山陸上競技場)

 今大会で半世紀超の歴史に幕を下ろす「びわ湖毎日マラソン」が28日、大津市の皇子山陸上競技場発着で行われ、鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。東京五輪代表の大迫傑(ナイキ)が持つ従来の記録を33秒更新し、大会記録も塗り替えた。2時間4分台は日本人初の快挙。

 大会は全日本毎日マラソン選手権として1946年に第1回大会がスタート。当初は大阪が舞台だった。62年に滋賀県に移り、64年は東京五輪のコースで行われた。福岡国際や東京とともに五輪や世界選手権の男子代表選考会に位置づけられてきた。一方、近年は東京や女子の名古屋ウィメンズなど市民マラソンを併設した大規模大会が主流になった。びわ湖毎日も拡大を検討したが、交通事情などから困難と判断され、2022年から大阪マラソンに統合される。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「日本のマラソンの歴史を変えた」と鈴木の走りをたたえ、「最後の『びわ湖』にふさわしい大会となった」と話した。