電動自転車の乗り心地を確かめる関係者。園部文化観光協会はサイクルツーリズムを本格展開していく(京都府南丹市園部町・園部城櫓門前)

電動自転車の乗り心地を確かめる関係者。園部文化観光協会はサイクルツーリズムを本格展開していく(京都府南丹市園部町・園部城櫓門前)

 園部文化観光協会(京都府南丹市園部町)は新年度、自転車を生かしたサイクルツーリズムを本格的に展開する。園部藩や時代劇のロケ地、食など、テーマごとにゆかりの場所を巡り、観光客に園部の魅力を体感してもらう。

 ツアーで使う電動自転車5台が2月25日、同町の園部城の櫓(やぐら)門前で披露された。うち4台は、サイクル振興を後押しする森の京都地域振興社(DMO)から借りる。坂道などの運転をアシストし、1回の充電で100キロ程度走行できるという。

 ツアーは5月以降、12回行う予定。園部藩関連では、紅葉で知られる龍穏寺や歴代城主が信仰を寄せた摩気神社などを巡る。時代劇のロケ地として知られるかつての造り酒屋山村家を訪れるツアーや、そば打ちを体験するコースもつくる。

 宮中祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」にコメを供えた同市八木町氷所の記念碑に足を運ぶなど、近隣の地域も組み込む。1回の走行距離は40キロ前後で、費用は大人1人3千円程度で検討する。

 同協会の松村賢治会長(72)は「(密閉などを避けられる)自転車は、新型コロナウイルスが広がる状況に適している。他地域と連携しながら良いコースを開発して、園部や南丹の良さを打ち出したい」と意気込む。