表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 京都銀行が12日発表した2018年9月中間決算は、貸出金利息や取引先企業の株式配当が増え、連結では純利益が前年同期比6・2%増の120億円だった。一方、単体の純利益では、前年同期に計上した特別利益22億円の反動により2・1%減の111億円となった。

 銀行単体では、米ドル建てを中心に貸出金利回りが上昇。企業業績の拡大で株式配当などの有価証券利息配当金が前年同期から18億円増え、収益の柱である資金利益は14億円増加した。国債などの債券損益が減少し、本業のもうけを示す実質業務純益は1億円減の119億円だった。

 取引先企業の業績改善で与信関連費用が引き続き低水準で、経常利益は20億円増の155億円に。一方、退職給付制度改定に伴って計上した特別利益22億円がなくなり、最終利益は2億円の減益だった。連結決算では、昨年5月開業の証券子会社の黒字化などで純利益が7億円増えた。

 9月末の預金残高(譲渡性預金含む)は、17年9月末比1969億円増の7兆8598億円。貸出金残高も中小企業向け融資が伸び、同3193億円増の5兆3991億円だった。自己資本比率(国内基準)は同0・33ポイント低下の10・68%。

 近く長浜市で少人数運営のモデル店舗を開業するなど経費圧縮を加速する方針で、19年3月期は期初の増益予想を据え置いた。京都市中京区の京都商工会議所で記者会見した土井伸宏頭取は「貸出金利の低下幅は縮小し、ほぼ底を打った。日銀のマイナス金利が始まったときは目の前が真っ暗だったが、少し光が見えてきた」と述べた。