新郎新婦がともし、配られた和ろうそくを最後に一斉に消す演出を実演する学生ら(京都市東山区)

新郎新婦がともし、配られた和ろうそくを最後に一斉に消す演出を実演する学生ら(京都市東山区)

 京都の伝統工芸の振興を目的に、同志社女子大メディア創造学科の学生27人が企業と連携して、明るく炎の揺らぎが特徴的な和ろうそくを使用したブライダル演出を企画した。関係者向けの発表と結婚式の実演を京都市東山区の老舗料亭「東観荘」で行った。


 演出企画は、同大学の関口英里教授のゼミで毎年取り組んでいる。実演では、新郎新婦役が幸せの願いをこめて和ろうそくに火をともした後、出席者役それぞれのろうそくを点灯して配った。最後には、新郎新婦からおすそ分けされた幸せを封じ込めるという意味で、出席者がガラスのふたをかぶせて一斉に消灯した。

 連携した「TNCブライダルサービス」(左京区)と「中村ローソク」(伏見区)のそれぞれで、演出企画と特注の和ろうそくが商品化され、学生らがPR用のチラシや動画、ウェブサイトも制作した。

 企業との調整や式を演出した高橋美紅さん(21)は「式スタッフは火を消しづらいので、実用性もある消灯の発想が生まれました。和ろうそくの独自性を生かせたと思います」と成果を語った。