公開されたタウン誌「丹の街」

公開されたタウン誌「丹の街」

「丹の街」公開に合わせて開かれた説明会(亀岡市古世町・市文化資料館)

「丹の街」公開に合わせて開かれた説明会(亀岡市古世町・市文化資料館)

 京都・丹波エリアで2000年まで発刊されていたタウン誌「丹の街」の全バックナンバーが、京都府亀岡市古世町の亀岡市文化資料館で公開されている。タウン誌は美しい写真が特徴で、丹波3市町を中心に祭りや景色の紹介、座談会など多彩な記事を掲載。当時の暮らしの息づかいまで伝わってくる、「地元の本音が刻まれた資料」(同館)を閲覧できる。

 「丹の街」は、パンフレット印刷や自費出版などを手がける岡﨑写真企画の故岡﨑弘明さんが1984年に創刊した。年2~4回発行する季刊誌で、岡﨑さんが病に倒れるまで計47号発刊された。

 巻頭には、亀岡祭など、その季節や時期に話題となっていることを岡﨑さんが活写したカラー写真を多用して紹介。毎号企画した座談会では、障害者の作業所など時代を反映したテーマを設定し、6~7人の地元関係者らによる議論をまとめている。住民にインタビューしてまとめたマイホーム紹介などもあり、地域に身近なタウン誌として人気があったという。

 2月27日には同資料館で資料公開に伴う説明会があり、丹の街に掲載する写真を撮っていた西山たかしさん(87)も参加。岡﨑さんがタウン誌を編集するにあたり、地域に愛してもらうため住民の参加を大切にしていたことや、写真では「今を生きる人を撮る」ことを重視していたことなどを紹介していた。

 資料は館内のみで閲覧できる。月曜休館。