塩分について、子どもらに楽しみながら学んでもらうための「適塩かるた」(京都府宇治市宇治・市役所)

塩分について、子どもらに楽しみながら学んでもらうための「適塩かるた」(京都府宇治市宇治・市役所)

 塩分を取り過ぎず、減らし過ぎない「適塩」の推進に向け、京都府宇治市が「適塩かるた」を作製した。塩を感じる味覚は子どものころからの習慣で根付くため、子どもらに楽しみながら学んでもらう狙いだ。読み札は、市内の小学生や市民団体のアイデアも採用した。

 宇治市では男女とも腎不全の死亡率が一時期、全国平均比で10ポイント以上高く、心疾患による死亡割合も増加傾向にあるため、2017年度から適塩の普及に取り組む。18年度からは小中学校に市保健師らが講師として出向いた授業も行っている。

 読み札は、しょっぱいと感じなくても食べ物に塩が含まれている「隠れ塩」に注意を促す「いがいとね ちかくにひそむ かくれじお」のほか、意識や行動の変化を呼びかける「『たりひんな~』 ちょっとまった そのひとかけ」「ねぎしょうが やくみをそえる テクニック」がある。食品の袋にある栄養成分表示についても「めでみても わからないから ひょうじみよう」と伝える。

 取り札は、読み札に対応した食べ物や調理場面の写真に加え、市が適塩をPRする際に活用しているキャラクター「頼通くん」と「式部ちゃん」が登場したイラストもあり、親しみやすさを演出している。

 120部作製し、市内の小学校全22校や、小学校区単位で設置されている学童保育「育成学級」全20カ所に配った。かるたは3月1~5日に市役所1階ロビーで展示する。

 市健康生きがい課は「かるたで学んだ子どもが親や祖父母にも伝え、市民全体に適塩を普及させたい」とする。