<京の知恵 しあわせの食 小宮理実>

 こんにちは。料理研究家の小宮理実です。寒かったり、暖かかったり、体調管理が欠かせませんね。甘みがあって、血流も良くしてくれるネギ(葱)を使ったお料理をご紹介します。

 「白ネギの卵炒め」は、白ネギを2~3本、卵を5個使います。フライパンにサラダ油を多めに入れ、溶き卵を流し入れます。半熟気味のまま一度取り出します。そのフライパンに斜めに切った白ネギとひとつまみの塩を加えて、ふたをして1分ほど蒸し焼きにします。しんなりとしたら卵を戻し、しょうゆを鍋肌から回しかけ、かつおぶしを加えます。いつもの材料を使いながらボリュームもある主菜になります。

 ワケギは「ワケギの牛肉巻き すき焼き風」にしてみました。ワケギを半分に切り、すき焼き用の牛肉で包み込むように巻きます。両端もお肉で包むとワケギが飛び出すことなく、きれいに仕上がります。焼くときはできれば牛脂をお使いください。コクが出ます。タレは甘辛のしょうゆ味で仕上げました。晩酌には和からしをどうぞ。

 「鶏胸肉とおねぎのマヨ炒め」は、タンパク質豊富な胸肉を使いました。ポリ袋の中に鶏胸肉と大さじ1ずつの酒と水を入れてもみ込んで漬けておくと、肉質がやわらかくなります。ネギは1本分を斜めに切ります。油で炒め、酢、マヨネーズ、オイスターソース、おろしニンニクをまぜたタレを加えます。仕上げに白ごまを振りました。

 「薬味ネギの豚しゃぶ」は、脂に甘みのある豚バラ肉を、白ネギとミョウガの薬味でシャキシャキした歯ごたえと一緒にいただきます。水に酒を加えて沸騰させたところに豚肉を入れてしゃぶしゃぶに。ペーパーで水分を押さえ、薬味ネギを添えて、おろしニンニクを加えたタレをかけていただきます。

 「じゃことのりの細ネギサラダ」は、ごま油で揚げ焼きにしたじゃこを、熱々の油ごとジュワッと細ネギにかけました。味付けのりとじゃこの塩気をそのまま利用した、簡単でおいしい一品です。

 ゆでた菜の花と白ネギを豚バラ肉で巻いた「菜の花と白ネギの豚肉巻き」。甘辛いタレには酢を加え、さっぱりと仕上げました。菜の花と白ネギの相性が良く、春の訪れを感じさせてくれます。

 ネギを食べて血流を良くして、体調を整えましょう。(料理講座「幸せ運ぶフクチドリ」主宰)

ホームページ「料理研究家・小宮理実」(https://komiyarimi.com/)


◆小宮理実 こみや・りみ 1971年京都市上京区室町生まれ。おせち料理・行事食研究家。家庭で作る季節の行事食を伝えており、食育活動のほか、商品開発も手掛ける。著書「福を呼ぶ京都 食と暮らし暦」「京のおばんざい四季の味」。