イメージ自在

「100歳記念 すごいぞ!野見山暁治のいま」展が3月3日から、京都高島屋7階グランドホール(京都市下京区)で開催される。1980年以降の大型作品を中心に約60点を展示し、新たな展開を続ける画家、野見山暁治さんの作品世界を紹介する。

「主役だろ」2020年


 野見山さんは1920年、福岡県出身。43年に東京美術学校(現東京芸術大)油画科を繰り上げ卒業後に応召されるが、病を得て療養所で終戦を迎えた。52年から12年間、パリに滞在。帰国後、東京芸術大教授などを歴任した。2014年に文化勲章を受章した。

 作品の魅力は、自在な筆の運びとグレーを基調にした色彩だ。年齢を重ねるとともに豊かさを増す野見山作品の今を見てもらうため、絵画表現の特徴に分けて展示する。

「本当は言えない」 2020年


 2000年以降の代表的な作品「主役だろ」「本当は言えない」は、唇や目を想起させる造形が生命体をイメージさせる。画面全体に動きが拡散する「みんな友だち」「戦う山」は、スピード感ある筆の運びが特徴だ。含蓄あるタイトルと自在に広がるイメージから想像が膨らむ。

「みんな友だち」 2019年
「戦う山」2004年


 監修した東京芸術大学大学美術館の秋元雄史館長は「現代アーティストに近いような自由な表現力を持った作品世界を楽しんでほしい」と話している。

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【会期】 3月3日(水)~3月15日(月)
【開場時間】 午前10時~午後8時(入場は30分前まで)。最終日は午後5時まで
【会場】 京都高島屋7階グランドホール(京都市下京区)
【入場料】 一般1000(800)円、高大生800(600)円、中学生以下無料 かっこ内は前売りと団体(10名以上)料金
【主催】 日本経済新聞社、京都新聞
【特別協力】 野見山暁治財団
【監修】 秋元雄史氏(東京芸術大学大学美術館長)
【問い合わせ】 075(221)8811
※開場時間などは変更の場合あり。