4年連続金賞に輝いた「にこまる」を栽培する若井さん(竜王町鏡)

4年連続金賞に輝いた「にこまる」を栽培する若井さん(竜王町鏡)

 滋賀県竜王町鏡の若井農園が作った米「にこまる」が、コメ品評会「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の都道府県代表お米選手権部門で4年連続の金賞に輝いた。農園代表の若井康徳さん(46)は「食べる人の期待を裏切らないよう、入賞し続けたい」と意気込む。

 コンクールは米・食味鑑定士協会などが主催。品質や味について機械審査を通過した米を鑑定士やバイヤーらが試食し、審査する。複数回連続の入賞は珍しいという。

 同農園は1613年から続く。16代目の若井さんは植え付けや収穫のタイミングをずらし負担を減らそうと、30品種以上の米を栽培する。「にこまる」は九州由来の品種で暑い土地での栽培が推奨され滋賀県では珍しいが、温暖化に合わせて取り入れたという。

 モットーは、質を重視し丁寧に育てること。農薬や化学肥料に頼らず、品種に合わせて肥料の調合を細かく変えている。味の審査が最も厳しいとされる大会「お米番付」でも別の品種で、2018度から2年連続最優秀賞に輝いた。

 新型コロナウイルスの影響で外食需要が下がり、打撃を受けている。若井さんは米を主食とするアジア圏に目をつけ「海外で米作りのノウハウを伝える活動にも力を入れたい」と話す。