表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 ワコールホールディングス(HD)が31日発表した2018年9月中間連結決算(米国会計基準)は、税引き前利益が前年同期比48・2%増の163億円だった。主力の下着販売は伸び悩んだが、会計方針の変更に伴う持分証券の評価益を計上し、大幅な増益となった。

 売上高は、0・2%減の1018億円。国内の卸売り事業は、夏場の猛暑や台風の影響で百貨店や量販店が苦戦し4%落とした。海外は中国をはじめ各国でEC(電子商取引)販売が好調だった。

 営業利益は利益率改善に取り組んだが、前年同期に工場用地退去に伴う保証金を計上した影響から5・4%減。一方、会計方針の変更で持分証券の評価益56億6千万円が加わり、純利益を押し上げた。

 19年3月期は、堅調な中国をはじめとする海外事業を加速させるとともに、デサントとの業務提携による業況拡大を目指す。

 大阪市内で記者会見した安原弘展社長は「出店すれば売り上げが伸びるという時代ではない。国を越えたECの使い方も今後のポイントになるだろう」と述べた。