表の数字の単位は百万円

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 村田製作所は31日、2019年3月期(米国会計基準)の連結業績予想について、純利益を4月発表の1800億円から2100億円(前期比43・8%増)に上方修正した。自動車や高機能スマートフォン向けで主力のコンデンサーが想定以上に伸長し、過去最高を更新する見通し。

 売上高予想も1兆5750億円から1兆6200億円(同18・1%増)に引き上げ、税引き前利益は2420億円から2800億円(同66・9%増)に見直した。

 自動車の環境対応や安全機能を高めるための電装化が進み、積層セラミックコンデンサーを中心に部品需要が拡大。中国でのスマホの生産調整も改善し、幅広い用途への供給拡大を見込む。

 また、折り曲げることができる戦略製品の「メトロサーク(樹脂多層基板)」も高機能スマホ向けで受注が上向いている。昨年9月にソニーから取得したリチウムイオン電池事業も1年を通して売り上げを押し上げる。

 同日発表した18年9月中間決算は、売上高が前年同期比27・2%増の7883億円と上期として過去最高。税引き前利益は30・0%増の1427億円、純利益は18・9%増の1083億円だった。旺盛な部品需要で工場の操業度も改善し、収益に寄与した。

 大阪市内で記者会見した村田恒夫社長は「自動車の電装化やスマホの高機能化が進んでおり、下期も電子部品需要は好調に推移する」と述べた。