社会で活躍しながら、出産の時期に悩む女性たちの道しるべになれば―。そんな思いで、現役続行のため卵子の凍結保存に踏み切ったことを公表した37歳の五輪メダリストがいる。スノーボード女子の竹内智香選手(広島ガス)。「自分の経験を通じ、そういう選択肢も知った上で、人生を決めるのはプラスになる人もいるはず」と胸の内を明かした。

 2014年ソチ冬季五輪のパラレル大回転で銀メダルに輝いた。5大会連続出場を果たした18年平昌五輪後に競技から離れたが、22年北京五輪を目指して昨夏に復帰を宣言。今年2月にはワールドカップ(W杯)で4季ぶりの表彰台に立ち、今月初旬にスロベニアで開催された世界選手権では7位と健闘した。

 目標の五輪へと加速する快進撃。卵子凍結はそのきっかけの一つだった。