丹波産キヌヒカリが3年連続で特Aに輝き、張り紙で喜びを伝える米の販売コーナー(南丹市園部町・道の駅京都新光悦村)

丹波産キヌヒカリが3年連続で特Aに輝き、張り紙で喜びを伝える米の販売コーナー(南丹市園部町・道の駅京都新光悦村)

 京都府の丹波2市1町で栽培された「丹波産キヌヒカリ」が、27日に発表された日本穀物検定協会の2018年産米食味ランキングで3年連続の「特A」に輝き、28日、農家から喜びの声が上がった。農業関係者は、最高の食味を誇る丹波産米の消費拡大に向け、さらに取り組みを進める。

 ランキングは全国の産地から寄せられた米を炊飯した白飯を、専門家が外観や香り、味などの6項目で審査。5段階でランク付けする。2市1町の約2千ヘクタールで栽培されている丹波産キヌヒカリが最優秀の特Aに輝いたほか、中丹産、丹後産のコシヒカリが2番手の「A」を獲得した。

 亀岡市畑野町土ケ畑でキヌヒカリを栽培する今西聡さん(66)は「山間部で寒暖差が激しく、水が美しいこの地で育ったキヌヒカリはコシヒカリよりおいしく、おにぎりにして冷めても味が落ちない。連続特Aはうれしく、お米の味をさらにPRできる」と喜ぶ。

 府や2市1町、JA京都などは京都丹波米良食味推進協会を2009年に設立し、キヌヒカリとコシヒカリのコンテストを独自に実施し、栽培のポイントをメールや情報紙で配信して農家をサポートしてきた。昨年は夏場の高温と水不足、9月の日照不足で、食味の低下が懸念されたが、府南丹広域振興局は「悪天候の中での特Aの意義は大きい。取り組みが実を結び、生産者全体の栽培技術が上がっている」と説明する。

 南丹市園部町の道の駅「京都新光悦村」では販売コーナーに特Aを知らせる張り紙を掲示した。佐々谷吉美駅長(78)は「農家の士気が上がる。キヌヒカリは不足しており、これを機に農家に作付けを呼び掛けていきたい」と意気込む。