超低温冷凍庫にワクチンを入れる薬剤師(5日、京都市上京区・京都府立医科大付属病院)

超低温冷凍庫にワクチンを入れる薬剤師(5日、京都市上京区・京都府立医科大付属病院)

 新型コロナウイルス患者の治療に当たる医療従事者らに対するワクチンの優先接種で、京都府内の12病院に5日、米製薬大手ファイザー製のワクチンが届き、同日、4病院が計69人に試行的に接種を行った。優先接種は府内初で、各病院は8日から本格的に接種をスタートする。

 11病院に約1000回分に当たる1箱(195瓶)ずつ、計11箱が配布され、うち1病院から別の病院に一部が送られた。今月中にさらに計33箱が届く見込み。府は一部を除き、ワクチンが配分された医療機関を明らかにしていない。

 京都市上京区の京都府立医科大付属病院は、薬剤師が8日に使用するワクチンの瓶を解凍するために冷蔵庫へ入れ、他は超低温冷凍庫に保管した。

 同病院では、実習を受ける学生を含め、ほぼ全員の約3700人が接種を希望している。田中秀央保健管理センター長は「新型コロナの最前線に従事する人を優先的に打っていきたい」と説明する。

 また全員分が届く時期は不明で、四方敬介薬剤部長は「思いの外、数が入ってこなかった。早く届かないかなと切に願っている」と話した。

 府によると、府内では2月末時点で約9万7千人が優先接種を希望している。 滋賀県でもこの日、医療従事者らへの優先接種が始まった。約4万5千人が希望しているという。