朝鮮半島で収集された史料の並ぶ会場(京都市左京区・京都大)

朝鮮半島で収集された史料の並ぶ会場(京都市左京区・京都大)

 朝鮮半島の各地で収集された古文書や拓本など12点が並ぶ展示「韓国古文献の世界」が、京都市左京区の京都大百周年時計台記念館で開かれている。現在の半島ではほとんど使われなくなった漢字で書かれた記録が、数百年前に生きた人々の息吹を感じさせる。

 京大には、李氏朝鮮の税制などを研究した河合弘民博士(1872~1918年)の集めた古文書3200点など、半島の古い文献が収蔵されている。2015年から韓国の高麗大と共同研究を続け、その中で明らかとなった内容を中心に展示する。

 17~18世紀における有数の貴族が、両親の財産を子どもたち13人の合議で分割相続した経緯を示す記録は、生々しい生活実態を伝える。朝鮮出兵してきた豊臣秀吉の軍と戦った功臣をたたえる文書もある。

 3日まで。午前9時半~午後5時。無料。