春の観光シーズンを盛り上げようと「びわ湖大花火大会~希望の春花火~」が5日夜、大津市の大津港であり、約千発が小雨の降る夜の湖を華やかに照らした。
琵琶湖の夏の風物詩「びわ湖大花火大会」は昨年、新型コロナウイルス禍で中止となった。今回は、観光シーズンの幕開けや、東京五輪で10月に変更された今年の大会に弾みをつけようと、同実行委員会が開催した。コロナ対策で観覧者の密集を避けるため、事前告知はしなかった。
午後8時に湖上の2カ所から次々と打ち上げられ、琵琶湖のきらめきやさざ波をイメージした青色の花火「びわ湖玉」も初披露。恒例のフィナーレを思わせる「金銀の大瀑布[ばくふ]」もあり、通りがかりの人らから歓声が上がった。