問題となっている空き家のマンション。昨年6月の大阪府北部地震で県道に面する南側の壁が全て崩れ落ちた(滋賀県野洲市)

問題となっている空き家のマンション。昨年6月の大阪府北部地震で県道に面する南側の壁が全て崩れ落ちた(滋賀県野洲市)

 滋賀県野洲市野洲の老朽化した空き家マンションの壁が崩れ、有害なアスベストが露出するなど危険な状態となっている問題で、市は1日、空き家対策特別措置法に基づく解体命令の事前通知書を、マンション所有者に郵送した。市は解体命令を4月に行う予定。

 事前通知書は、連絡先が不明の1人を除くマンション所有者8人に送付した。所有者は15日までに、解体の必要性などについて意見書の提出などができる。

 市は同日、滋賀県が2010年、所有者に対しアスベストの飛散防止などの勧告を行ったが9年間放置されていたとして、建築基準法に基づく対応を依頼する文書を県知事に提出した。

 同マンションは築47年の鉄骨3階建て。市は命令後の約2カ月間で、全所有者9人の合意により自主解体が行われない場合、早ければ11月に行政代執行による解体に着手するとしている。