「第14回国連犯罪防止刑事司法会議」の開会式で議長に選任された上川法相(7日午前、京都市左京区・国立京都国際会館)

「第14回国連犯罪防止刑事司法会議」の開会式で議長に選任された上川法相(7日午前、京都市左京区・国立京都国際会館)

 「第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)」が7日、京都市左京区の国立京都国際会館で始まった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大後、京都で開かれる初の国際会議で、オンラインと来場を組み合わせて実施する。双方合わせて152カ国から約5600人が参加予定で、12日までの日程で犯罪防止や刑事司法の課題について議論する。

 開会式で議長に選任された上川陽子法相は「法の支配が貫徹し、誰も取り残されない社会の構築に向け、議論しなければならない」とあいさつ。菅義偉首相は「多国間主義を重視し、ポストコロナの国際秩序づくりに指導力を発揮していく」とスピーチした。国連のグテレス事務総長も米ニューヨークからオンラインで出席し「この会議を機に国際協力を活性化して正義と誠実な世界への道のりを築いていきましょう」と呼び掛けた。

 京都コングレスでは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた犯罪防止や刑事司法、法の支配の推進を全体テーマに掲げる。初日の冒頭では、国際化、複雑化が進むさまざまな犯罪やコロナ禍による影響への対策などをまとめた国際指針「京都宣言」を採択した。

 国連によると、参加者のうち約4200人がオンラインを利用する。一方で13カ国から閣僚級の代表団が参加する見通しで、国連職員約80人も来日しており、感染症対策を徹底する。