発電機を寄贈する園部ライオンズクラブの人見会長(左)=南丹市園部町・市役所

発電機を寄贈する園部ライオンズクラブの人見会長(左)=南丹市園部町・市役所

 東日本大震災から10年を迎えるのを前に、被災地支援に力を入れてきた京都府南丹市園部町の園部ライオンズクラブは、カセットボンベで発電できる防災機器を市に寄付した。災害時に情報を得る手段として欠かせないスマートフォンの充電などに役立つ。関係者は「いざという時に役立ててほしい」と願った。

 同クラブは津波などで甚大な被害が出た岩手県釜石市と交流。同町の生身天満宮の梅の木を現地に植樹するなど、心を寄せてきた。

 節目を前に、防災意識を改めて高めてもらおうと、発電機1台を寄贈した。縦約50センチ、横約40センチで車輪が付いており、持ち運びしやすい。カセットボンベ2本で電気を生み出し、スマホ約60台を約1時間、一斉に充電できるという。コンセントが多数付いた電源タップ10個も渡した。

 4日に南丹市園部町の市役所で受け取った西村良平市長は「新型コロナウイルス禍により、クラブに加盟する企業も苦しい状況にある中、地域のために配慮してもらい大変ありがたい」と感謝した。同クラブの人見勘一会長(54)は「災害時の困り事として、スマホが使えないというのが挙がる。発電機でヒーターなども使える。役立ててほしい」と話した。市は避難所などで活用する。