普段は入れない馬場を思い思いに駆け抜ける子どもたち(京都市伏見区・京都競馬場)

普段は入れない馬場を思い思いに駆け抜ける子どもたち(京都市伏見区・京都競馬場)

 真冬の障害コースで芝の上を駆け抜けるのはサラブレッド…ではなく、体操服姿の小学生たちだ。

 京都競馬場のすぐそばにある京都市立明親小学校は、学校行事の持久走大会を1998年から毎年この場所で実施している。

 春競馬に向けて芝のメンテナンスに入る前で、競馬場が地域貢献の一環で場所を貸している。普段は入ることのできない周回1・6キロの馬場を全校児童が走り、コースの外側で保護者らも見守る。

 ただ芝は毛足が長くて柔らかく、校庭などで走ってきた子どもたちにとって必ずしも走りやすい環境とは言えない。それでも多くはこの日を心待ちにしているといい、6年生で優勝した男子児童(12)は「学校とは違う場所で走れるのが楽しい」と満足げだ。

 「子どもたちが胸を張って学校紹介ができる」と緩詰研二校長。運動の得意な子も苦手な子も、貴重な経験は後々まで語り草になるのだろう。