シュー・サレ

<写真に撮りたいスイーツレシピ 「オルディネール」主宰 佐藤綾>

 海外に比べるとホームパーティーの頻度は少なめと言われる日本ですが、それでも年末年始はご家庭で親類やお友達とともにご馳走(ちそう)を囲む機会も多いかと思います。今回はそんな大人数での食事の際、手に取っていただきやすいフィンガーフードの“シュー・サレ”(塩味のシュー)をご紹介します。
 ピックに書かれた「Apero」とは、フランスではよく耳にする食前「Aperitif」の略語。フランスで「アペロしよう!」というと、夕食までの数時間、気軽なおつまみとともに食前酒を飲み、何よりおしゃべりを楽しもうという気の置けない習慣のことです。
 シューは冷凍も可能ですし、当日軽く焼き直した物にポテトやチーズ、シーフードのサラダなどを詰めて数種類用意するのも楽しいでしょう。見た目にも可愛(かわい)いパーティーフードで会話にも花が咲きますように。


【材料】=直径4センチ50個分

水 65グラム、牛乳 65グラム、塩 小さじ1/2、砂糖 小さじ1/2、無塩バター60グラム、薄力粉72グラム、全卵105グラム、グリュイエールチーズ 約100グラム、クリームチーズ(ハーブ&ガーリック) 約250グラム、セルフィーユまたはディルなど 適量、ピンクペッパー 適量


【作り方】

(1)鍋に牛乳と水、砂糖、塩、小さめにカットしたバターを入れて中火で沸かす。いったん火を止めて、ふるった薄力粉を一気に入れ、すぐにゴムベラでよく混ぜ、再び中火にかけてゴムベラで混ぜながら約1分、鍋の内側に薄い膜が張るまで火を通したらボウルに移しておく。
(2)常温の全卵をまず1/2入れ、ハンドミキサーの弱でなじむまで混ぜ、残った卵をさらに2回に分けて混ぜ、1センチ前後の口金をつけた絞り出し袋に入れる。
(3)天板に敷いたベーキングシートの上に直径約2.5センチの丸に間隔をあけながら絞り出し、上にすり下ろしたグリュイエールチーズをたっぷりかけ、180度のオーブンで約40分焼いたらそのまま庫内に10~20分置いて乾燥させる。
(4)冷めたシューの上1/3をカットし、クリームチーズを星口金で絞り、ピンクペッパーやセルフィーユなどを飾ってふたをする。好みでようじやマスキングテープ等で作ったピックを刺してサーブする。


【ポイント】

 クリスマス時季らしく、ハーブやピンクペッパーを見えるように載せ、アペロらしくカジュアルにグレーのプレートを合わせました。
 たくさん並べたフィンガーフードにピックを刺すと視線のポイントになりやすいですし、手前の数個にピントを合わすと背後がボケて奥行きが感じられ、メインの被写体がより映えるでしょう。小さな被写体の魅力がより伝わるよう、低めのアングルで近づいて撮影しています。


◆佐藤綾 さとう・あや 英国留学やドイツ系IT企業勤務を経て、かねて興味を持っていた製菓の専門学校で学ぶ。2007年から京都市でお菓子教室「Ordinaire」を主宰。インスタグラムはORDINAIRE_AYA