周山城の特徴や光秀との関わりについて説明する小和田名誉教授(京都市右京区京北下中町・あうる京北)

周山城の特徴や光秀との関わりについて説明する小和田名誉教授(京都市右京区京北下中町・あうる京北)

 明智光秀を主人公とする大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の時代考証を担当した小和田哲男静岡大名誉教授(77)を招いての講演会が、京都市右京区京北下中町のあうる京北で開かれた。光秀と地元の周山城の関わりについて、訪れた人たちは真剣に耳を傾けた。

 周山城の保全に取り組む「周山城址(し)を守る会」などが主催。ドラマ放映終了に併せて、周山城の歴史的価値を周知する活動の一環として7日に催した。

 光秀が京北に周山城を構えたことについて小和田名誉教授は「山陰ルートから毛利氏を攻めるときの前線拠点として位置付けられていたのでは」と推測。土塁や堀など40個ほどの曲輪(くるわ)があり、入り口を狭くして攻めづらくした「枡形虎口」も取り入れていることから、「光秀が力を入れている。戦国時代の城として見どころが満載」と評価した。

 また、「勝者だけの歴史では本当の歴史は紡げない」と語り、歴史に埋もれた光秀の人となりに光を当て「謀反者というイメージに風穴をあけることができた」とドラマを振り返った。