藤とツバメを描いた携帯用の重箱(左奥)など、皇室ゆかりの品々などを紹介する特別展=京都市南区・東寺宝物館

藤とツバメを描いた携帯用の重箱(左奥)など、皇室ゆかりの品々などを紹介する特別展=京都市南区・東寺宝物館

 京都市南区の東寺(教王護国寺)宝物館で、秋季特別展「東寺御影堂と弘法大師信仰」が開かれている。御影堂の歴史をたどれる棟札、弘法大師千百年遠忌の際に寄進された皇室ゆかりの品々などの寺宝に触れられる。
 真言宗の宗祖空海(弘法大師)をまつる御影堂では戦国時代以降、遠忌法要に合わせた檜皮葺(ひわだぶき)屋根の葺き替えをほぼ50年ごとに行ってきた。天井裏には過去の工事の際に納められた棟札が残っていて、工事の時期や大工の名前が記されている。
 会場には、1636(寛永13)年や1672(寛文12)年など江戸時代の棟札4点(いずれも国宝)が展示され、節目ごとに寺がどのような修復に取り組んできたかが年代ごとに分かる。
 1934(昭和9)年にあった千百年遠忌の際には旧女官が天皇や皇后の遺品を寄付したといい、会場では煙草(たばこ)盆や花器、小袿(こうちぎ)など寺に伝わる品々も紹介している。身の回りの品も多く、皇族の日常がうかがえる。
 11月25日まで。会期中は無休。午前9時~午後5時(受付は午後4時半)。有料。