「南三陸、壊滅」。現地の消防から聞いた状況説明に、京都府各地の消防から派遣された隊員たちは言葉を失った。災害現場で「壊滅」という言葉を聞くのは、ベテラン隊員でも初めてだった。

 東日本大震災で死者・行方不明者831人を出した宮城県南三陸町。発生当日、京都府から緊急消防援助隊の第一陣として現地へ向かった京都市消防局の西本弘幸さん(60)と同僚の恒松雄一郎さん(50)が、京都新聞社の取材に対し当時の状況を初めて詳細に語った。