【資料写真】修学旅行生や観光客らでにぎわう清水坂(京都市東山区)

【資料写真】修学旅行生や観光客らでにぎわう清水坂(京都市東山区)

 京都市の門川大作市長は10日、2020年に市内を訪れた修学旅行生が前年の8割減と大幅に減少したことを明らかにした。新型コロナウイルスの影響で延期や中止、行き先の変更が相次いだため。今春も復調には至っておらず、感染拡大が一定収まっても宿泊・観光事業者の苦境は続きそうだ。


 市の調査によると、新型コロナ感染拡大前の2019年に市内を訪れた修学旅行生は約70万4千人。しかし20年は、春や秋の修学旅行を延期・中止したり、観光客が少ない地域に行き先を変えたりする学校が数多く、市内を訪れた旅行生は推計約13万人と前年の2割にとどまるという。


 今年に入ってからも厳しい状況は続いている。1~2月は昨年に延期となっていた修学旅行の受け入れが見込まれたが、緊急事態宣言の影響で訪れる学校はほぼ無かった。例年は修学旅行がピークとなる春についても予定変更やキャンセルの動きが出ているという。


 市は京都滞在中に体調不良となった旅行生に対応する相談窓口を設置するなど、修学旅行を呼び戻す取り組みを進めている。門川市長は「修学旅行は大事な行事。京都にお越しいただける取り組みを進め、感染拡大防止と社会経済活動の両立のスタートにしていきたい」と述べた。