舞鶴市文化親善大使の委嘱を受ける田中さん(舞鶴市提供)

舞鶴市文化親善大使の委嘱を受ける田中さん(舞鶴市提供)

 京都府舞鶴市は4月、市出身でオーストリアのウィーンを拠点に活動するソプラノ歌手・田中彩子さん(37)を初めての「市文化親善大使」に任命する。市民が質の高い音楽に触れられる機会を設けるほか、舞鶴の魅力の発信に期待している。


 田中さんは、西舞鶴高卒業後、声楽を学ぶために単身ウィーンに渡り、現在は高音域のコロラトゥーラ・ソプラノ歌手として世界で活躍。2019年には、ニューズウィーク誌の日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた。音楽や芸術活動を通じて青少年を支援する法人も立ち上げている。

 市は田中さんの実績を受け、文化親善大使を新たに設けた。2023年の市制80周年記念行事では、市民合唱団と田中さんがベートーベン「交響曲第9番」で共演する計画も進めている。

 新型コロナウイルスの感染予防のため、4月18日の委嘱式は出席者を限定し、田中さんの声楽のほか、小中高生でつくる合唱団が歌を披露する。市は合唱団に参加する市内の小中高生をホームページなどで募っている。多々見良三市長は「高い志を持って活躍する田中さんとの交流を通じ、子どもたちに夢や希望を持って生きる素晴らしさを感じてもらえたら」と期待している。