机の下にもぐり込んで身を守る児童たち(11日午前9時34分、京都市左京区・養徳小)

机の下にもぐり込んで身を守る児童たち(11日午前9時34分、京都市左京区・養徳小)

 東日本大震災から10年を迎えた11日、京都市内の学校や職場では地震発生時に身を守るための行動を学ぶ「シェイクアウト訓練」があり、約7万5千人が参加して災害発生に備えた。

 シェイクアウト訓練は「姿勢を低く保つ」「頭を守る」「動かない」の三つの安全行動を1分間確認する。市は2013年から毎年続けており、今年は市東北部を走る花折断層を震源とする地震を想定し、学校や企業など約1100団体が取り組んだ。

 午前9時半すぎ、市が訓練用の緊急速報メールを発信。左京区の養徳小では全校児童約420人が各教室で地震発生を知らせる校内放送を聞くと、素早く教室のドアを開けて避難経路を確保した後、机の下に身を隠した。6年生の児童(12)は「実際に地震が起きても訓練通り自分の身は自分で守りたい」と話した。

 京都府もこの日、上京区の京都御苑富小路グラウンドで、大規模災害時に救援活動を担う消防や自衛隊、警察などが待機する広域防災活動拠点の開設や運用を訓練した。最大震度7の直下型地震を想定し、府職員10人が参加した。

 職員らはテントを組み立てた後、パソコンに組み込んだ総合防災情報システムで府庁内の災害対策本部と連絡を取り合い、拠点を開設したことを伝えた。船越理志災害対策課長は「東日本大震災の教訓を次の災害に生かすことを肝に銘じたい」と話した。