京都銘菓八ツ橋の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)がのれんや商品説明書などに元禄2(1689)年創業をうたうのは正当な根拠がないとして、ライバルの老舗「井筒八ッ橋本舗」(同)が表示差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁(山田陽三裁判長)は11日、請求棄却の一審京都地裁判決を支持し、井筒側の控訴を退けた。


 文化2(1805)年創業の井筒側は「創業年の表示は、消費者の商品選択に影響を及ぼす可能性がある」と主張。だが山田裁判長は判決理由で表示について「伝承の類にとどまり、消費者は真偽検証が困難な情報だと認識している」と指摘し、商品の品質を誤認させるものではないとした。