被災地復興への願いを込めたキャンドルを見つめる参加者たち(3月11日午後6時45分、京都市伏見区・むかちゅうセンター)

被災地復興への願いを込めたキャンドルを見つめる参加者たち(3月11日午後6時45分、京都市伏見区・むかちゅうセンター)

 東日本大震災の発生から10年となった11日、京都市伏見区のむかちゅうセンター(元向島中)グラウンドで、ろうそくに火をともす「3・11メモリアルキャンドル」が開かれた。参加者は犠牲者の追悼と復興、平和への願いを込めて点火した。

 向島地区に暮らす福島原発事故の避難者らでつくる「笑顔つながろう会」や、地元住民らが毎年開いている。例年は「3・11」の形にろうそくを並べてきたが、新型コロナウイルスの影響で昨年に続き規模を縮小。約200個のろうそくを円の形に並べて火をともした。

 午後6時ごろから約80人が集まり、願い事を書いた短冊をろうそくに貼り付けた後、キャンドルに見立てた明かりを手に持って黙とうした。福島県いわき市から避難した女性(54)は「10年前の恐怖と感覚は昨日のことのように思い出される。原発事故の被災者と避難者に対する国の対応には違和感を覚える。なぜ放射能から人々を守る政策をしてくれなかったのか」と話した。