京の雅(みや)びを象徴する京舞井上流は、地道な稽古の繰り返しで伝えられてきた。五世家元の井上八千代(64)=人間国宝=が祇園に近い自宅稽古場(京都市東山区)を会場に年4回開く舞の会「澪(みを)の会」は、そんな京舞のひたむきな積み重ねを象徴する手作りの会。24歳から始め、40年。コロナ禍で観客の密集を避けるため稽古場では昨年から開けずにいたが、左京区の能楽堂・京都観世会館で4月7日に開くことが決まった。=敬称略