サンガ―鹿児島 前半23分、こぼれ球を押し込んで先制ゴールを決めたサンガの宮吉(左端)=西京極

サンガ―鹿児島 前半23分、こぼれ球を押し込んで先制ゴールを決めたサンガの宮吉(左端)=西京極

 サッカーJ2は2日、西京極陸上競技場などで5試合を行い、京都サンガFCは2―1でJ2初昇格の鹿児島に競り勝ち、今季初勝利を飾った。

 4年ぶりにサンガに戻ってきたストライカーが、開幕2戦目のホームで最高の復帰劇を演じた。宮吉が1ゴール1アシストで今季初勝利をけん引。殊勲の主将は「最後まで全員が体を張ってファイトした結果」とチームメートをたたえた。

 前半23分。中野が右サイドから放ったシュートが、バーに当たって転がる。猛然と滑り込んだ宮吉が左足で押し込み、サンガの今季初ゴールを生んだ。「こぼれてくると感じていた」と控えめに喜んだ。

 点取り屋の嗅覚だけではない。同点とされた直後の40分、黒木の縦パスを絶妙なワンタッチパスでつなぎ、重広の勝ち越し弾を引き出した。重広は「プレーのメッセージが明確で、すごく合わせやすい」と感謝する。

 宮吉は16歳でプロデビューし、サンガ育成組織の象徴だった。J1の広島と札幌では結果を出せなかったが、高い技術を改めて証明した。中田監督は「サンガも宮吉も完成されてない。いっしょに成長できるはず」と復帰1年目ながら主将に指名した。

 連動したパスで崩すスタイルの今季、起点となる背番号13の存在は大きい。試合後、沸き立つサポーターに駆け寄って「次もゴールを決めるように頑張ります」と力強く宣言した。