河川敷に建設した滑走路から飛び立つ島田さん(京都府木津川市)

河川敷に建設した滑走路から飛び立つ島田さん(京都府木津川市)

 京都府の山城地域で唯一パラグライダー体験を行う「関西ABCRパラグライダー」が、木津川市山城町上狛の木津川河川敷を空のリゾートスポットとしてアピールしている。飛び立つための丘と滑走路を備え、インストラクターの島田康臣さん(70)は「ここからパラグライダーを広めたい」と意気込む。

 島田さんが8年ほど前に建設し、「スカイリゾート」と名付けた。もともと木津川市周辺の山などで20年近くパラグライダーの体験と指導を続けてきたが、本格的に普及活動に取り組むため、山間よりも風が安定し、参加者も行きやすい木津川河川敷に土地を購入。造成して滑走路(長さ約100メートル、幅約10メートル)などを設けた。パラグライダー場を知ってもらうため、2019年からは敷地内でキャンプ場も始めた。

 昨年9月に訪れてから、パラグライダーの魅力にはまった女性(23)=同市=は、基礎から学ぶ体験コースに挑戦した。「3カ月近く練習して、初めて1人で飛べたときは本当に頭が真っ白になった」と興奮気味に語る。「始めてから、普段の生活でも物事の見方とか意識が変わった」とし、本業の音楽活動にも生きていると話す。

 島田さんは「風との巡り合わせが大切で、人生にも通じる」と語る。「ここを『京都空港』として、空を楽しみ、飛ぶことの魅力を広める拠点としていきたい」と意欲を見せる。