子どもたちの歓声がこだまする毎週火曜日の「森の日」(大津市比叡平1丁目・比叡平小)

子どもたちの歓声がこだまする毎週火曜日の「森の日」(大津市比叡平1丁目・比叡平小)

 大津市の比叡平小が3月、全日本学校関係緑化コンクール学校林等活動の部で全国2位の準特選(国土緑化推進機構会長賞)を受賞した。地域が協力して整備している学校林を活用した環境教育が認められた。

 同小では2017年から山中比叡平学区自治連合会を中心に、地元の里山倶楽部(くらぶ)と山守の会、同小PTAが整備推進チームをつくり、校舎北側の斜面に広がる学校林「だいらっ子の森」(0・85ヘクタール)を整備し、子どもたちが安全に遊べ、学習できる環境を提供している。

 整備のきっかけは、マダニが寄生するシカが学校林に侵入するようになり、子どもたちの安全が保てなくなったためだった。

 同チームは、シカの侵入を防ぐ防鹿ネットをはじめ、倒れた雑木の除去、植樹、まくら木などを活用した児童が歩きやすい散策路づくり、下草刈りなどを続けている。学校は、学校林を総合学習の場として活用し、巣箱設置、森の土にいる生きもの調査などに活用している。毎週火曜には児童が30分間自由に遊べる「森の日」も設けている。

 青谷恭浩校長は「昨年春、(異動で同校に)2年ぶりに戻ってきたが、子どもたちが安全に遊べる森になっていた。地元の方が核になって進めてくれたおかげ」と住民に感謝した。