新緑の中、多くの人々に見守られて進む葵祭の行列(2019年5月15日、京都市北区)

新緑の中、多くの人々に見守られて進む葵祭の行列(2019年5月15日、京都市北区)

 京都三大祭の一つ、葵祭について、葵祭行列保存会と葵祭行列協賛会は15日、昨年に続いて5月15日の「路頭の儀」(行列巡行)を中止すると発表した。


 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「行列の出役者や沿道の観覧者の対応が困難」を、保存会は理由に挙げている。「関係者が安心して臨める状況に至らないと、残念ながら判断した」という。

 斎王代列による「禊(みそぎ)の儀」も行わない。下鴨神社(京都市左京区)と上賀茂神社(同市北区)の「社頭の儀」など関連神事は神社関係者が行う。
 
 葵祭は両神社の例祭「賀茂祭」にあたる。平安時代から盛大な様子は「源氏物語」にも登場し、例年はヒロインの斎王代などの行列が京都御苑を出発し、新緑の都大路を進む姿を観覧席や沿道で多くの人たちが見守る。

 昨年は夏の祇園祭と秋の時代祭も行列巡行が中止になった。