早ければ4月12日にも始まる高齢者対象の新型コロナウイルスワクチンの集団接種に備えて、滋賀県内の自治体で本番の会場を使った訓練が始まっている。すでに4市が実施し、多数に上る対象者を迅速に接種する体制構築に向けて人員配置などでの課題が浮き彫りになった。ただ、副反応に不安を抱く人などへの説明に手間取る懸念もあり、検証しきれていない事態も本番で予想される。

 大津市は14日、初の運営訓練を琵琶湖グランドホテルで実施。受け付けから本人確認、事前に記入した予診票の内容確認、接種が可能か医師が判断する予診、接種、待機といった一連の流れを2グループに分けて行った。接種希望者役の市民44人と医師・看護師13人、市職員が参加した。

 予診では、「重いアレルギー症状を起こしたことはありますか」「予防接種で具合が悪くなったことはありますか」と、医師が聞き取りをした。担当した開業医の大森聖一医師は、重篤な副反応であるアナフィラキシーへの不安が複数寄せられたといい、説明をするのに……