SNSを巡って2020年、痛ましい死が相次いだ。テレビのリアリティー番組に出演していたプロレスラー木村花さん=当時(22)=がSNSで誹謗中傷された後に死去した問題では、「生きてる価値あるのかね」などとツイッターで中傷する投稿を繰り返したとして、侮辱容疑で20代の男がこのほど書類送検された。

 昨年9月には名古屋市で18歳女性とその友人が「次はちゃんと死にます」とSNSに投稿して飛び降り自殺。それまでにSNSで「どうせ死ぬ死ぬ詐欺だろ」などと書き込まれていた。

 法務省によると、ネット上の人権侵害事件は2019年度で1985件。総務省が運営する違法・有害情報相談センターで受け付けた相談件数は19年度5198件。国は座間9人殺害事件を受け、ネット自殺対策に取り組んでいる。