京都府警本部(京都市上京区)

京都府警本部(京都市上京区)

 京都市下京区の市営住宅の一室で昨年10月、住人のアルバイト女性(24)が刺殺された事件で、遺体の写真が外部に流出していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。下京署の男性警部補が知人女性に送信しており、京都府警は地方公務員法違反(守秘義務)の疑いがあるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、警部補は被害女性の遺体が写った画像データ1点を、知人の一般女性にスマートフォンで送信した疑いが持たれている。警部補は殺人事件の捜査本部があった下京署の刑事課に所属していたが、直接の事件捜査には関わっていなかった。警部補は「別の捜査員から写真を送ってもらった」と話しており、府警は他の警察官の関与についても調べている。

 知人女性が今年2月、警部補とのトラブルを府警に相談する中で、遺体の写真が送られてきたと申告して流出が発覚した。府警は被害女性の遺族に謝罪した。府警監察官室は「捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」としている。

 事件では女性が胸や首など10カ所以上を刃物で刺されて死亡した。府警は昨年11月に殺人容疑で無職の男(20)を逮捕し、京都地検が起訴した。

 府警では2019年に、東山署の元男性巡査長=懲戒免職=が強盗事件の容疑者に逮捕予定日を漏らし、見返りに現金200万円を受け取ったとして加重収賄などの疑いで逮捕される不祥事が起きている。