京都地裁

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 スマートフォンなどに用いられるNISSHA(京都市中京区)のタッチセンサー技術の情報を、転職先の中国企業で使用する目的で不正に持ち出したとされる事件で、不正競争防止法違反(営業秘密領得、開示)の罪に問われた同社の元社員の男(45)の判決公判が17日、京都地裁であった。入子光臣裁判長は懲役2年、罰金200万円(求刑懲役3年、罰金300万円)の実刑判決を言い渡した。

 起訴状によると、2017年10~12月、兵庫県内のNISSHAの子会社などで、同社のサーバーコンピューターにアクセスし、複数回に渡って営業秘密である同社製品の設備仕様書のデータを自身のハードディスクに複製。18年1月以降、中国で競合企業の従業員にデータの画像を送信したとしている。

 公判で弁護側は、多くの社員らにデータへのアクセス権限が与えられており、秘密とは認められないなどとして無罪を主張していた。