大津地裁

大津地裁

 滋賀県近江八幡市で2017年8月に知人男性を監禁して衰弱死させるなどしたとして、殺人や監禁致傷の罪に問われた主犯とされる無職井坪政被告(30)の裁判員裁判の初公判が4日、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)で始まった。井坪被告は、暴行については認めたが、監禁や殺人については「やっていません」と起訴内容を否認した。

 起訴状では、井坪被告は、1年近く堺市で監禁していた無職渡邉彰宏さん=当時(31)=を近江八幡市の民家に連行して監禁を続け、17年8月17日に細菌性肺炎で病死させたほか、別の知人男性を17年11月まで堺市で4年間監禁し、けがを負わせた。2人の監禁中は食事や排せつ、外出などを強く制限していた。

 この事件では、男女4人が殺人や監禁などの罪で懲役20~11年の実刑判決を受けており、井坪被告は犯行を主導したとされている。4人は、衰弱した渡邉さんを治療しなければ死亡する危険性を認識しながら、必要な救命措置をとらなかったとして「不作為による殺人」罪や、ほう助罪が認定されている。